DAC-102 GOIN' BACK TO THE ROOTS

COLISEUM CHARLOTTE NORTH CAROLINA JULY 6, 1972
THE SCOPE NORFOLK VIRGINIA JULY 5, 1972

‘72年USツアーの定番音源7/6のシャーロット公演と現在入手難な7/5のノーフォーク公演を現存最良素材よりデジタルリマスタリング。 シャーロット公演はVGPの「DRIPPIN’ HONEY」が現在も同公演の代表盤ですが、今回のリリースではVGP盤のリリース後に流布された素材より制作されており、 高域寄りと評されるVGP盤の音傾向と異なり、ややマイルドで高域から低域まで変に強調されていない素直な音質が特徴です。 VGP盤に使用された素材もマスターテープのジェネレーション的には今回のものとほぼ同位ですので旧盤と比較して劇的な変化はないかもしれませんが、 現状テーパーが収録したオリジナルの状態に一番近いものと言えるでしょう。

ノーフォーク公演はアナログブート時代から馴染みの深い音源で、LPに使用されていたソースAとは別の完全版ソースBよりCD化されています。 ご当地ソングである「SWEET VIRGINIA」で観客がやけに盛り上がっていたり、全体的にキースのギターのバランスが大きめであったり何かと聴きどころの多い音源ではあります。 こちらも現在入手難な旧盤よりもロージェネレーションの素材を使用し、旧盤よりトータルで2分ほど長い収録となり現状最長最良の同公演収録盤となります。

日付の続いた二つの公演地の収録盤ですが頭から飛ばしまくるシャーロットと、ややスローでまったりしたノリのノーフォークとを比較しながら聴くのも楽しいかも知れません。