DAC-119 RAINBOW SPRINGS

DAC-119 RAINBOW SPRINGS

販売価格: 3,200(税込)

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商品詳細

‘73年ウインターツアーより2月11日のニュージーランドのオークランド公演を収録した内容で、久々に登場するミック・テイラー期の音源となります。 本公演は’94年に「WINTER TOUR AUCKLAND 1973」(VGP-015)として初登場し、その翌年に「ALL MEAT MUSIC」(VGP-055)で2/27シドニー公演とのカップリングで再発される等、CD時代になってからの同ツアーの代表的なライブ音源でした。

音質はこの時期の録音としては大変優秀で、PAスピーカーからかなりの至近距離で収録されたようで、ベース、ドラムスといったリズムセクションもはっきりと聴き取れる上にキースのギターも常に安定した大きなバランスでインプットされており、 ホノルルでの優秀なオーディエンス音源やシドニーでのサウンドボード音源とは一味違った臨場感溢れる音像です。

演奏にハズレなしと言われるテイラー期ライブ音源ですが、本公演ではキースのプレイの散漫な箇所が目立ち「BROWN SUGAR」、 「LOVE IN VAIN」といったナンバーではイントロでおよそプロらしくないミスをしていたり、特に前者ではエンディング間際で曲の構成がバラバラになりバンド全体がのたうち回ってしまう等、同時期の他の公演ではあまり見かけることのないハプニングを確認できます。
これにつられたのかミックまで「SWEET VIRGINIA」のイントロでハープを吹き損じる場面も。もちろんコンサートが進むにつれ‘73年ウインターツアー特有のホーンセクションをフィーチャーした粘っこいパワフルなプレイが繰り広げられて おり悪いことばかりではないのですが。(笑)

オリジナル・テーパーのマスターカセットはTk-12演奏後に停止しており’94年のVGP盤リリース時にはラストの2曲JJFとSFMが2/20のアデレイド公演より補填収録されていましたが、 今回のリリースでは新出の別音源ながらラスト3曲を実際の当日の公演分より初収録。この部分のみ音質は本編よりやや落ちますが、 日替わり曲が「BYE BYE JOHNNY」だったのか「LITTLE QUEENIE」だったのかで当時マニアの間で論争になったものですが、初登場より17年振りにその疑問も解決しました。
本編部分は上記のオリジナル・テーパーのマスターカセットより新たにデジタル・トランスファーし直され、既発と比べてヒスの少ないシャープな音質を実現しており、 さらにはTk-13~15で使用された新発掘の別音源より既発ソースで欠落していたオープニングのバンドコール前、 「SWEET VIRGINIA」前のインターバル部分、そして「無情の世界」のテイラーのリードパートでのテープチェンジに起因する1分超の長めのカット部分を丁寧に補填修復し、トータルで79分20秒に渡る長尺のコンサート完全収録盤となっております。

長らく廃盤で入手難のため多くの方から再発のリクエストの多かった公演ですが、ようやくマニアの方々にも納得のいくアップグレードソース+αでの再発と相成りました。